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2016.01.27

意思伝達装置

こんにちは、海馬です


皆さん、「意思伝達装置」って、見たり聞いたりしたことがありますか?

意志ではなく「意思」ですので、念のため。


話しことばを獲得したひとが、何らかの理由で「意思」つまり考えていることはハッキリしているのに、病気のせいで声やことばを表出できなくなった場合に「意思伝達装置」が利用されることがあります。


理論物理学者のホーキング博士が意思伝達装置を利用しているのは有名ですね。彼は、筋委縮性側索硬化症(ALS)に罹っています。


意思伝達装置にもさまざまな種類があります。

代表的な装置例の紹介は、東京都障害者IT地域支援センターのページに詳しく載っていますので、そちらをご覧ください。


さて、新年早々、こんなニュースが紹介されていました。


頭の中の言葉、解読に成功 障害者と意思疎通やロボット操作にも応用期待」

頭で思い浮かべた言葉の一部を脳波の変化から解読することに、九州工業大情報工学部(福岡県飯塚市)の山崎敏正教授(58)の研究グループが成功した。グー、チョキ、パーなど選択肢を絞った条件の下、それぞれの言葉が発声時と無発声時でほぼ同じ波形を示すと突き止めた。五十音の一部でも識別に成功しており、今後全ての音の波形を分析できれば、単語や文章の解読も可能になる。


 西日本新聞 1月4日(月)9時46分配信


今から十数年前、海馬も病院勤務していたときに、当時、初めて脳波を読み取りYES/NOを表出できる装置が開発されたと知り、お試しで使わせてもらった記憶がよみがえりました。

その当時は、実用化には少し難点があるかな?と正直感じていました。

まだまだ発展途上とは思いますが、それでも着実に進歩しているなぁと、感慨深く思った次第です。

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