3回にわたってお届けした国試合格体験談シリーズの最後です.
最後までとても前向きにコツコツ取り組んだ卒業生からのレポートです.
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私が国試勉強を本格的に始めたのは実習後の夏頃です。
始めたばかりのときは、出題範囲の広さに「絶対に国試までに終わらない…」と思っていました。
そんな私の「国試勉強のコツ」は以下の通りです。
①出題数の多い科目から手をつける
出題範囲が多く、何から始めていいのかわからない方も多いと思います。
私は出題数の多い「失語症」「高次脳機能障害」「言語発達障害」から勉強し始めました。
これらの科目を始めてから少しずつですが模試の点数も上がってきました。
②勉強する場所を決める
私の代では朝と夕方に国試対策があったので、朝から夕方まで大学で勉強する習慣をつけることができました。
秋ごろからは夕方の講座の後に、大学で夕飯を食べ、22時まで空いているIA棟で勉強していました。
一緒に残ってくれる友人たちのおかげで夜まで頑張れました。
私は自宅で集中して勉強できなかったため、大学やカフェを利用することが多かったです。
自分が1番集中できる場所を見つけてください!
③人に説明できるようにする
一度やった範囲で理解した「つもり」になっていることが多いです。
その時わかっていても時間が経てば忘れてしまいます。
そしていざ説明しようとするとできないことも多いです。
口頭で人に説明することで、理解力も増します。
私は個別の国試指導の先生やゼミ内の国試対策で説明や解説することが多かったです。
これらの3つが私が国試勉強をしていてよかったことです。
立派なことを書いていますが、模試の成績が上がり始めたのは冬ごろ、しかも国試まで模試で一度も合格圏内の点数を取ることができませんでした。
国試が迫るにつれ心もボロボロになっていきましたが、諦めずに毎日毎日大学へ行って国試勉強を続けました。
そして国試に合格することができました。
合格を知った時は、本当に頑張って良かったと思いました。
もっとはやく国試勉強を始めていたらこんなにギリギリにならなかったかな、と思うこともあります。
まだ勉強を始めていなかったり、勉強の仕方がわからない方は、是非周りのご友人や先生方に相談してみてください。
私が国試勉強を頑張れたのは、一緒に勉強してくれた友人や親身になってくれたゼミの先生や国試対策の先生のおかげです。
受験生の皆さんも、私を反面教師にして悔いのないように受験に挑んでください!
皆様の合格を心よりお祈りしております。
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詳細なレポート,ありがとうございました.
努力が手に取るように分かりますし,受験生も取り入れやすいですね.
シリーズの前の投稿は以下の通りです.
STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報ST Kouhouよりお届けしました.