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2023.06.21

学生が講義する授業?

言語聴覚学科には,「高次脳機能障害学」という授業があります.

卒業生・在学生・高校生そして研究者にもファンの多い先生のお一人である今村先生の評判の授業です.

オープンキャンパスで今村先生のミニレクチャーを受けた方が体験された授業です.

高次脳機能障害は,脳の病気や怪我による損傷により,高次の脳機能が障害された状態です.

高次な脳機能って何でしょう?

一例をあげると,

今ブログを読んでいるあなたは,文字をみて意味を理解しようとしてくださっています.

「自分はこう思うんだけどな」などと考えながら読んでいる方もいるかも知れません.

そして,「あ,もうこんな時間だ.○○しなくちゃ」と現状に戻ったり予定を参照したりするかも知れません.

こんな日常によくある思考や行動のための脳の働き,またその働きが脳が損傷を受けた時にどうなるかを勉強するのが,高次脳機能障害学です.

実際の授業は,3年次春夏にあります.

この授業では,学生がグループに分かれて担当する分野を今村先生のご指導の下調べ,講義をするアクティブラーニングのスタイルです.

学生の発表の様子の動画はこちら

アクティブラーニングとは,自発的に学習する勉強法です.ただ読むだけ聞くだけが受動的な学習ですが,アクティブラーニングでは「調べる」「伝える」など自発的な活動をともなう学習法です.受動的な学習に比べて,記憶が定着しやすいなどのメリットがあります.

活動を伴いますので大変だという声ももちろんありますが,

大変という言葉の次には必ず「だけど,とても勉強になった.担当したところは,強烈な記憶になって残っている.」という素晴らしい授業です.

言語聴覚学科は脳科学に基づいたアクティブラーニングを随所で取り入れています.

皆さんも,言語聴覚学科の仲間入りをして一緒に勉強しませんか?

STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.

新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報ST Kouhouよりお届けしました.

#学生の活動