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2023.06.12

発音訓練の実際:言語聴覚士の仕事が新聞記事になりました!

言語聴覚士は,小学校の先生と協力して発音へアプローチすることもあります.

先月の新聞記事で,実例が紹介されていました.

記事では,通級指導教室の先生が直接的に児童さんへアプローチしており,言語聴覚士はその助言役という立ち位置でした.

児童さんが飽きずに訓練に取り組むための工夫やお子さんにも分かりやすい指導方法など,同じ学齢期のお子さんを指導する仲間として納得しながら読みました.

一例を紹介すると,記事ではパズルやジェンガなどお子さんが楽しいと思える遊び道具を訓練に取り入れていました.遊びを訓練にどのように取り入れるかが工夫のしどころなのですが,一緒に勉強していきましょう.

また,ストローを用いた訓練も紹介されていました.

言語聴覚士はストローを訓練で度々使うことがあります.

ストローで飲み物を飲むのは,いつも何気なくやっている動作ですが,しっかりと口を閉めて吸い込む力が必要です.また,食事場面で行うと無礼ですが,水の入ったボトルに刺さったストローを吹いて,ブクブクさせる「ブローイング」という訓練もあります.

言語聴覚士は,発音や言語の専門家として,他の医療職や教育職などさまざまな多職種と連携しています.

STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.

新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報ST Kouhouよりお届けしました.

#小児発達