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2008.10.10

QOL Quality of Life

パンフレットなどでも数多く登場する「QOL」

QOLとはQuality of Lifeの略で、直訳すると『生命の質』、『生活の質』となります。

医療現場では長い間、「いかに長く生きるか」が課題となっていました。

しかし、長く生きるだけで人は幸せになれるのでしょうか?

寝たきりの方や、車いす等の手助け必要な方、食事の制限が必要な方などが増加する高齢時代を迎えた近年、人生は「いかに良く生きるのか」が大切な時代だと言われています。

ですが、「満たされた人生」と一言でいっても人間には個性がありますし、置かれている状況も違います。

そんなひとりひとりの「良く生きること」に関わることも言語聴覚士の仕事です。

例えば、ことばが話せない患者さんが「『あいうえお』が言えるようになった」だけでは何の役にも立ちません。

それを活用した周囲とのコミュニケーションで、患者さんが「あぁ、生きてるって楽しいな」と思えるような人生を送る手助けをすることこそが重要なのです。

本学では、患者さんが満たされた人生を送るために援助・協力できる『QOLサポーター』の育成を目指しています。 

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#疾病や障害のお話