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2024.03.06

もの忘れ外来でのゼミ活動

こんにちは。言語聴覚学科3年の太田と齋藤です。
私たちは内山ゼミに所属しています。そこで今回は、今村ゼミと合同で行っているゼミ
活動について紹介します。
今村・内山合同ゼミは、毎週火曜日と木曜日に新潟リハビリテーション病院のもの忘れ
外来で活動をしています。


主な活動としては、
・診察、投薬調整、検査、家族指導(以下ムンテラ)の見学
・担当した患者さんに関する資料を作成し、カンファレンスでプレゼンテーションを行
なう
・患者さんが年1度行なうMMSEの実施(以下follow up)
の3つです。
1日の流れは以下の通りです。


【一日のスケジュール】

○火曜日
9:00 臨床見学、follow up(新患担当学生は9時または10時に検査見学)
12:00 休憩
13:00 臨床見学、follow up
16:00 ムンテラ

○木曜日
9:00 カンファレンス
10:30 新患見学①
11:30 新患見学➁
13:15 臨床見学、follow up
16:00 ムンテラ


【半年ゼミ活動をして】


このゼミでは主に3つの特色があると感じています。


1つ目は、座学での知識をより深めることができる点です。座学で多くの疾患や検査方
法、治療方法を学ぶことができますが、気づいたら忘れていたり、曖昧になっていたりす
ることが多いです。このゼミでは、今村先生がカンファレンスの時や診療の合間に患者さ
んの疾患やそれを示す徴候についてなど詳しく教えてくださります。これまで学んできた
ことを来院される患者さんと結び付けてお話ししていただけるため、より臨床で役に立つ
ことを学べます。それにより、さらに新たな知識も蓄えることができます。

2つ目は、臨床経験を積める点です。実際の患者さんを見て、触れて、感じることがで
きるのは、臨床実習以外ではできないことです。しかし、今村・内山合同ゼミでは臨床見
学や検査を実施させていただけるため、わずかながら学生のころから臨床での経験を積む
ことができます。

3つ目は、ゼミの先輩方と交流ができる点です。コロナ禍によって同じ学科の先輩との
関わりを持つことができませんでしたが、このゼミに入ったことにより、困ったことがあ
れば相談が出来る先輩方ができました。特に初めての臨床実習の期間はとても心強かった
です。
これらの3つの恩恵を受けながら、私たちは臨床の場で有意義なゼミ活動をさせていた
だいています。学生の見学、検査を了承していただき貴重な機会を得られることに、感謝
の気持ちをもち、ゼミのメンバーと支え合いながら専門職を目指す一員として自覚と責任
感を育てていきます。

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太田さん,齋藤さん,ありがとうございます.

STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.

新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報より ST kouhouがお送りしました.

#学生の活動