言語聴覚学科広報サポーターブログチームで、『こども発達支援所はる』という施設で働いていらっしゃる当学科卒業生の方にインタビューをさせて頂きました。この施設は名前の通り、子どもを対象とした支援を行っています。
Contents
Q.なぜ言語聴覚士になりたいと考えるようになりましたか?
身近に自閉スペクトラム症の子がおり、その子が支援によって挨拶が出来るようになったことがきっかけです。支援によって挨拶が上達していく姿を見て、言葉の支援に興味を持ちました。
Q.子どもを対象とした支援を行いたいと思った、また魅力的だと思った理由は何ですか?
一つ目は、大人と比べて子どもはどんどん学んで成長していくので、成長過程がはっきりと分かることです。二つ目は、大人と関わる場合には本人とのみ関わることが多いですが、子どもの場合には家族まで関わり、支援を広げられることです。
Q.子どもを支援する施設で働く言語聴覚士にはどのような人が向いているとおもいますか?
第一条件は「子どもが好きな人」だと思います。その他にも、「大人を対象にするよりも思い通りにいかないことが多いので、忍耐力のある人」、「課題をやりたがらない子がいた際には課題を変更するなどの、臨機応変に動ける人」などが向いていると思います。
インタビューした感想
今回、インタビューさせて頂いて、私達や皆さんに役立つことを沢山教えて頂きました。インタビュー内容以外にも実習などについて伺うことができ、とても楽しくタメになる時間でした。
特に、私が印象に残ったことは、三つ目の質問の「臨機応変に動ける人は言語聴覚士に向いている」という部分です。私達は、言語聴覚士になるために沢山のことを学びますが、教科書に書いてある内容と全く同じ症状の患者さんに教科書で学んだ通りの訓練をする場面はほとんどないと思います。今回は、「子どもを支援する施設で働く」という枕詞が付きましたが、全ての言語聴覚士に当てはまることだと感じました。
自閉スペクトラム症については、以下の記事をご覧ください。
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ブログチームのみなさん,インタビューお疲れさまでした.
卒業生とオンライン会議を行い,学生からの質問に答えてもらいました.
この記事を書いたのは1年生のチームメンバーですが,3年生も同席していました.
インタビューを受けてくれた卒業生の人柄,チームメンバーのキャラクターも相まって,終始和やかなインタビューだったと報告を受けています.
インタビューの和やかで会話しやすい雰囲気の中で,3年生は実習開始直前でしたので,実習に関する3年生の切実な質問などもあったのではないかと思います.
1年生のメンバーにとっては,学年が上がった時の様子や卒業後の様子と想像する良い機会になったのではないでしょうか.
言語聴覚士の役割として,自動車運転支援もあるということを多くの人に知ってもらえたらと思います.
STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報ST Kouhouよりお届けしました.