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2023.09.19

新任の千葉寛之先生をご紹介します!

9月より着任された千葉寛之先生をご紹介します.

Q.これまでの経歴を教えてください。

国際医療福祉大学を卒業し、地元の岩手県にあるリハビリテーション病院に勤めたのちに、前職の山形大学医学部附属病院に移動し19年ほど勤務していました。人工内耳のリハビリテーションや精密聴力検査などの聴覚障害領域や音声障害、顔面神経麻痺のリハビリなど主に耳鼻咽喉科領域を担当していました。

Q.言語聴覚士を目指したきっかけは?

高校生2年生の時にTV映画で見た「君の手がささやいている」を偶然見たことがきっかけです。聴覚障害をもつ女性と健聴の男性が恋愛・結婚をしていく様子を描いた作品です。今でも理由は分かりませんが、この作品に引き込まれてしまい漫画本も買って読み、気づいたら聴覚障害に携わるお仕事がしたいと思うようになりました(それまでは大学の工学部に進む予定でした)。その後、医療・福祉分野で大学を探していたところ「言語聴覚士」という新しい国家資格ができることを知り、養成課程がある母校に進学しました。

※研究室に漫画本とDVDあります。

コンプリートですね?

Q.専門分野を教えてください。

聴覚障害領域です。乳幼児の聴力を測定する手法の一つとして聴性定常反応聴力(ASSR)という検査があります。この検査はお子さんが眠っている状態で音を聞かせることで誘発される微弱な電位を拾うことで聴力を推定する検査ですが、この検査の精度など有用性に関する研究をしています。

Q.趣味は?

スポーツクライミングと料理です。スポーツクライミングは、子供が東京オリンピックを見たことで始めたのがきっかけでするようになったのですが、私も送迎がてら登るようになりました。筋力に自信はありませんが、少しずつ登れるようになっていくところが楽しいです。料理は何でも作りますが、家族に人気なのは「手羽元の煮込み」と「マッシュポテト」です。作りながら飲むビールも大好きです(笑)

在学生へ一言お願いします。

これからどうぞよろしくお願いします。大学4年間は講義や実習などに追われて大変だと思いますが、何でもできる自由な4年間でもあります。旅行、アルバイト、サークル活動など様々な経験を通して大きく成長してください!

高校生へメッセージをください。

言語聴覚士(ST)はコミュニケーションや食べたり飲んだりすること(摂食嚥下)に困難さを抱えている方を支援するお仕事です。それって人間にとって最も大切なことへの支援ですよね。また、「人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業」の一つにも選ばれています(株式会社野村総合研究所,2015年)。何だか素敵なお仕事だと思いませんか?新潟医療福祉大学でお待ちしています!

千葉先生,ありがとうございました.

STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.

新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報より ST kouhouがお送りしました.

#教員の活動