本学科1年生後期で開講される「心理測定法」の授業をご紹介します。
担当教員は,伊藤さゆり先生(伊藤先生のご紹介はこちら)です。
以下,伊藤先生が寄せてくださった説明です。
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どんな授業か?
心理測定法は,目に見えない「こころ」の働きを数値化する学問です.
たとえば「知能」は,言語聴覚士が臨床で扱う「こころ」の働きの一つです.そして知能検査で出すIQは,「知能」を数値化したものです.数値化されると,患者さんの状態の変化を確認するのに役立つなど,多くの利点があります.この授業では「こころ」の働きを数値化する様々な方法を学んでいきます.
グループワークでは何をするのか?
毎回の授業の冒頭で行う発表スライドを作成します.発表内容は,前回の授業内容の復習と,授業内容が言語聴覚士の臨床でどう役立つのか,についてです.
といっても1年生ですので,言語聴覚士の臨床はまだよく知らないわけです.そこで発表前にグループ全員で集まり,教員から臨床の話を聞きながらスライドをまとめる作業をします.グループワークを通して学習内容の定着をはかっています.
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「こころ」の働きを数値化する方法,興味深いですね。本学科では,この授業のようにアクティブラーニングを取り入れています。アクティブラーニングで主体的に学ぶことにより,より深く学び,知識を安定させる効果があります。
STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です。Speech-Language- Hearing Therapistsの略です。
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報ST Kouhouよりお届けしました。
言語聴覚学科公式ブログURL:https://st.nuhw.ac.jp