NHK連続テレビ小説『おむすび』【平成から令和へ 病院・管理栄養士編】 に、なんと言語聴覚士が登場します。
言語聴覚士を演じるのは、俳優の犬飼貴丈さん
この嬉しいニュースについて、嚥下機能支援がご専門の落合先生にコメントをいただきました。
ドラマでは、病院を舞台に言語聴覚士が登場し、橋本環奈さん演じる管理栄養士の米田結とタッグを組んで、栄養による治療・回復を目的とした院内の特別チーム・NST(栄養サポートチーム)で、飲食物をうまく飲み込めなくなる「嚥下(えんげ)障がい」の患者さんを支える内容のです。
言語聴覚士は、「話す」「聞く」「食べる」を支援する専門家ですが、近年では加齢や病気によって「食べる」機能に障害をきたす、摂食嚥下障害の方のリハビリのニーズがとても高まっています。
摂食嚥下障害のリハビリは言語聴覚士が専門的に行っていきますが、様々な専門職と連携をしながら進めていくことが、患者さんの回復にとって非常に大切であり、必要不可欠です。その中でも特に、ドラマの主人公である管理栄養士さんと密に連携を図り、飲み込みの機能に合わせた食事形態や、栄養摂取方法を検討していきます。ドラマでは病院のNST(Nutrition Support Team;栄養サポートチーム)を舞台に、お話が進むようですが、実際に多くの言語聴覚士がNSTに参加して、患者さんをチームで支えています。
医師や薬剤師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士とチーム医療で、患者さんの「食べる」を支えて、再び口から食べる機能を取り戻し、元気になっていく姿を見ていく瞬間は、言語聴覚士の仕事の醍醐味でもあります。
ドラマの中の言語聴覚士は、最終章〈病院・管理栄養士編〉からの登場のようです。言語聴覚士がどんな活躍をするのか、今からとっても楽しみですね。演じる犬飼さんも「言語聴覚士という職業に関して少しでも多くの方に知ってもらえればいいなと思います。」と嬉しすぎるコメントを寄せてくださっており、見逃せません(興奮)。https://www.cinematoday.jp/page/A0009448
犬飼さんはジュノンスーパーボーイコンテストのグランプリとのこと。。朝から爽やかなイケメン言語聴覚士の活躍に元気をもらいましょう。そして、少しでも言語聴覚士のお仕事に興味を持ってくださる方が増えてくれたら嬉しいです。興味を持っていただけたら、ぜひ本学のオープンキャンパスにもいらしてくださいね。
STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です。Speech-Language- Hearing Therapistsの略です。
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報より ST kouhouがお送りしました。