本学科所属の歯科医師 今井信行先生にインタビューしました。
先生の臨床の場についてご説明ください。
新潟リハビリテーション病院の歯科・歯科口腔外科で臨床を行っています。
いろいろなご病気や障がいを持たれている方が来科されてきます。杖をつきながら来られたり、車椅子で来られる患者さんもおられますが、ここでは車椅子に乗ったままの歯科治療が可能です。
STと協働する例をおしえてください。
1.子どもの支援
生まれながら口の中に病気があって、手術治療後も口の中に特別な器具を装着しなければうまくお話しができずにコミュニケーションが難しくなっている患者さんに、器具の調整を私が行いながら、ことばとコミュニエーション力向上の訓練をSTにお願いしています。
2.飲み込みの支援
飲み込み(嚥下)が難しい患者さんの飲み込みの評価をSTと一緒に検査したり、嚥下のリハビリテーションをお願いしています。
入院患者さんだけでなく、施設入所の方への口腔ケアをSTにお願いしています。在宅の要介護者の方へも訪問リハビリを担当されるSTに口腔ケアをお願いしています。
STをめざす在学生・高校生へメッセージ
医療系に進むためには、理系から進学していかないと進めないことが多いのですが、文系から医療に携わる仕事につける職種の一つとしてSTがあります。
歯を含めて口の役目は、体を維持していくために大切な役割を担っています。特に歯科とSTの仕事はお口と関連していますので、協力関係にあります。
体を維持するためにも心を維持するためにもお口やことばは、とても大切です。それらを支える言語聴覚士は、とても魅力的な仕事だと思います。
魅力的な言語聴覚士という職業を,チーム医療をじっくり学べる新潟医療福祉大学で目指しませんか?
STは,言語聴覚士のことで、コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です。Speech-Language- Hearing Therapistsの略です。
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報より ST kouhouがお送りしました。