こんにちは.言語聴覚学科3年の垣内です.
昨年度ご卒業された2人の先輩にインタビューをしてきました!
私は,コロナウイルスの影響で縦の関りを持つことができず,今回初めて先輩方と長い時間お話しさせていただきました.最初は緊張していましたが,先輩方のお話が面白く,楽しい時間になりました.
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Q.入学前の学科の印象や入学を決めた理由を教えてください.
A先輩:大学に行きたいと漠然と思っていたなかで参加したオープンキャンパスが楽しく,自分と大学の雰囲気合っていると思ったのがきっかけです.言語聴覚士については,オープンキャンパスに訪れる前から知っていて,特に子供と関わるイメージがありました.
B先輩:最初は看護師を目指していましたが,何か違うなと思っていました.迷っていた時に,医療関係者の父に言語聴覚士を勧められたことがきっかけです.父に勧められるまで知りませんでしたが,自分の知らない世界を知りたいと思い,言語聴覚士になることを決めました.
垣内:言語聴覚士を目指す理由もイメージも人それぞれですね!どのようなきっかけでも言語聴覚士に興味があれば,ぜひこの世界に飛び込んでほしいですね.
Q.国家試験対策方法を教えてください.
A先輩:必ず友達としていました.1人でまとめる時間も大切にしていましたが,1人だと不安になるので,友達と確認し合っていました.本番近くになると夜の10時ぐらいまで大学に残って勉強していました.
B先輩:本番が近い頃には, 1人で勉強していました.友達とつい喋っちゃうので,自分で集中できる環境を作るようにしていました.授業などで友達に会ったときに分からないところを聞いていました.何より大切なことは,メリハリをつけることだと思います.
垣内:自分に合う勉強法を見つけることが大切なのですね.国家試験に向け,私なりの勉強法を確立したいと思います.お二人とも友達との関係も大切にしていたことが分かりました.友達と励まし合いながら,来年の試験を乗り越えたいと思います.
Q.臨床場面で大切にしていることを教えてください.
A先輩:焦らないことです.以前,患者さんのためだと思ってとにかく訓練を追加してしまいました.しかし,その患者さんに「訓練嫌だ」と言われてしまい,その経験から,焦らずに患者さんの声を聞くことが大切だと学びました.
B先輩:患者さんの生活背景をしっかりと捉えることが大切だと思います.患者さんがどのような人なのかを把握していないと,患者さんに適さない訓練をしてしまう恐れがあります.
垣内:言語聴覚士として働くことにまだ漠然としたものしか持っていませんが,近い将来臨床にでるときに先輩方が大切にされていることを念頭に置きながら自分なりの言語聴覚士を目指したいと思います.
Q.高校生に向けてメッセージをお願いします.
A先輩:内容が専門的で難しいイメージがあるかもしれませんが,とにかく楽しいです.働いてからも物凄く楽しいです.患者さんが良くなるとやっぱり嬉しいですし,やりがいを感じます.
B先輩:運動など目に見える障害を専門とする理学療法士などとは違い,目に見えない障害に対してアプローチをしていくので難しいと思うこともあります.リハビリの中で理解しにくいところを誰よりも理解できることにかっこよさがあると思っています.また,患者さんの生活の中で一番重要な脳の働きについてアプローチできるところも,言語聴覚士の良さだと思っています.ぜひ言語聴覚士を目指してください!
垣内:先輩方のお話を聴いて,より言語聴覚士という職業の良さを知ることができました.より魅力を伝えられるように,引き続きブログの作成を頑張りたいと思います.
インタビューにご協力してくださりありがとうございました!
STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報より ST kouhouがお送りしました.