言語聴覚学科には,4年間で3回の実習があります.
こちらの記事では,3回の実習をそれぞれ紹介していきます.それぞれの実習の内容や立ち位置のような部分をお伝えできればと思っています.
1回目の実習:見学実習
2年生の夏に病院や施設にグループで派遣され,言語聴覚士が働く様子や患者さん方の様子を見せていただきます.
詳細は,以下の記事をご確認ください.
2回目の実習:評価実習
3年生の秋に病院や施設に一人ずつ派遣され,現地の実習指導者のもと担当患者様の評価をさせていただきます.
評価とは,単に検査を行うだけでなく,検査結果やその他得られた情報をもとに,患者さんの状態を正しく理解することです.専門知識に加え,総合力も求められます.
詳細は,以下の記事をご確認ください.
3回目の実習:総合実習
4年生の春に3年次とは別の病院や施設に一人ずつ派遣され,現地の実習指導者のもと担当患者さんの訓練までを行います.評価,訓練までを通して行うため,指導者のもとですが実際の臨床に近い実習です.
詳細は,以下の記事をご確認ください.
実習担当からのメッセージ
実習担当の田村先生からメッセージです.
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臨床実習は、大学で学んだ専門知識を実践の場に落とし込むことがとても重要です.
知識のない実践,逆に実践性のない知識は,厳しく言うと自己満足でしかありません.
一方で,完璧な臨床はないのです.
例外なくみんな初めてのときはあり,毎日少しずつ技術や知識を高めていく姿勢が大切で,そこが言語聴覚士(ST)の仕事の楽しさ(魅力)の一つです.
臨床実習はその入口なのです.
「実習はこわいなあ..」と感じる方もいるかもしれませんが,現場にいるSTは臨床実習を経験してきているので,みなさんのその気持ちも理解して指導に当たってくれると思います.
一歩踏み出す勇気と現場の体験を楽しむ気持ちを持って,実習に臨んでくれると実習担当の教員として嬉しく感じます.
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みなさんも,一緒に言語聴覚士を目指しませんか?
STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.