大学でさまざまな研究や授業をされている先生方が,普段どんな本を読みどんな映画をみているのかって気になりませんか?
今回は,今村徹先生が最近読んだ書籍についてお話しくださいましたので,ご紹介します。
今村先生のご紹介は,こちらからご覧いただけます。
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最近読んだ本は?
『朝が来るまでそばにいる』彩瀬まる
読もうと思ったきっかけは?
あるアンソロジーでこの作家の「山の同窓会」という短編を読んだ.
→ “こんなファンタジー書く作家さんがいたんだ,全然知らなかったなあ”
→ 短編集『くちなし』を読んだ
→ ”このひと凄いわ,普通小説とファンタジーを区別なく自然に書けるんだ”
→ いちばんファンタジー色の強そうだったこの短編集を買った.
感想
小説好きならわかってもらえると思うのですが,自分好みの作家さんを発見すると嬉しくなりますよね.この人は新しい発見でした (直木賞の候補になってるぐらいの人だから僕が知らなかっただけだけど).がっつり異世界の幻想小説 (山尾悠子とか) も,現実世界の自然な手触りを残したファンタジー (川上弘美とか高山羽根子とか) も好きなのですが,後者の良い短編がいくつも読めて嬉しくなりました.
高校生の皆さん,在学生の皆さんへメッセージ
紙の本で小説や漫画を読む人は,世の中の少数派になりつつあるような気がします.でも,必要な情報を得るだけではなく内容の全体に入り込むためには,ディスプレイやタブレットよりも紙の本が優れています.この,紙媒体で内容に没入する習慣は,他のいろいろなところで役に立ったりもします.(大学で勉強するようになるとわかるかな‥‥)
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今村先生,ありがとうございました!今村先生は,学生時代SF研究会に所属されていたとか。その頃から既に読書家だったのですね。
STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です。Speech-Language- Hearing Therapistsの略です。
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報ST Kouhouよりお届けしました。
言語聴覚学科公式ブログURL:https://st.nuhw.ac.jp