言語聴覚士が関わる障害の中に、神経系の疾患に起因する障害があります。
(失語症・運動障害性構音障害等)
このため、言語聴覚学科では神経について深く学習する講義がいくつもあり、タイトルにある“神経科学”は、その知識の土台となる大切な講義となります。
ここでは1年次に学んだ解剖学、生理学をベースに、神経系の正常な働きや構造を知り、その上で「どんな疾患か?」「どんな障害か?」といった神経症状や疾患のメカニズムを理解していきます。
講義の中では座学だけではなく、演習形式の実験なども行われます。
写真は神経伝達速度検査といって、電気刺激によりどのくらいの速さで神経が情報を伝えるのかを調べています。