こんにちは。
STkouhouです。
大学は引き続き夏休み中です。
例年ですとこの時期は、秋から始まる臨床実習Ⅱの準備のため、
3年生が自主的に学校に来て、言語障害に関する検査の練習をしています。
検査練習は上記の写真のような演習室で行います。
検査練習では検査の手順を覚えるだけでなく、
患者さんがなるべく緊張せずに反応できるよう、
説明の方法や態度なども意識して練習します。
学生は検査内容や症状の理解が不十分なため、
手順の細かい部分にとらわれすぎてしまうことがありますが、
それも実際に練習してみて初めて気が付くことです。
練習に使う検査用具は、演習室に1セットずつありますが、
お隣の検査準備室にも大量に用意してあります。
特に言語聴覚士が最も多く実施する検査の一つである、
標準失語症検査は、2人で1セット使用できる数をそろえてあります。
対面で行う検査用具だけでなく、
吸引の手技を練習するための人形もあります。
学生はこの人形に吸引チューブを入れて、
痰を吸い取る手技の練習をします。
この人形は一部取り外し可能で、口の中やのどの構造を確認しながら練習することができます。
しかし今年はコロナ禍で構内へ入る学生数を制限しているため、
学生たちが検査練習をするのが難しい状態です。
感染流行がおさまって、学生たちが大いに練習できる日が一日も早く来るよう、
祈っています。
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