こんにちは。STkouhouです。
前回に引き続き、大学院生の平野さんによる認定補聴器技能者養成課程講習のご報告の続きです!
2日目は実技です。
午前中は模型を使って耳型採取を行いました。
これは、自分の耳の形にあった補聴器を作るためや、補聴器の音漏れ防止の部品を作るために行います。
耳型採取は久しぶりに行ったので難しく感じました。
特に左耳の耳型採取は不慣れなことと、利き手の関係でとても難しく感じました。
また綿球を人間の耳に挿入する作業も行い、模型相手にしか耳型の採取を行っていなかったので緊張の連続でした。
私以外の参加者は普段業務で、耳型採取を行っている方々なので余裕で耳型採取を行っていました(悲しい😞)。
頑張って作りました。
午後は純音聴力測定と語音聴力測定を行いました。
これらの測定は、補聴器の機種を選択するためや、音の高さや大きさを設定するために必須となります。
実習を通して、骨導の測定は髪がかかっていない乳突部にレシーバーを当てることやレシーバーが耳に触れないなど、基本的なことを忘れていたので、反省するうえで大変良い機会となりました。
また、今回RION社製のオージオメーターを使用したのですが、参加者の中には、このオージオメーターは使用したことがないとの声がありました。
勤務する会社によって、使用するオージオメーターが違うことや、勤務するオージオメーターはかなりの年期がはいっていること、断続音ではなく連続音で聴力測定を行っているなど、勤務するお店によって聴力測定の方法が違うことが新鮮でした。
誤った知識を振り返る意味で、大変勉強になった。
講習会を通して、今までの確認や新たな知見を得ることができ、大変有意義な2日間でした。
聴覚関係に興味がある方は言語聴覚士の資格を取った後に、認定補聴器技能講習会の受講をしてみてはいかがでしょうか。
平野さん、詳細な報告をありがとうございました。
ところどころ挟まれるユーモアに平野さんの人柄が出ていますね
聴覚障害に関わる言語聴覚士の数は多くはありませんので、平野さんにはぜひこの領域で活躍していただきたいですね!