こんにちは、海馬です
さて、本学内に事務局をおく「新潟医療福祉学会」があります。
本学の教職員・学生に限定されず「保健、医療、福祉及びスポーツに関する研究を推進し、関連領域の学際的交流に努め、会員相互の親睦を図り、もって地域の保健、医療、福祉の向上発展に寄与する」という目的(会則より)に賛同する研究者並びに職種従事者は、誰でも入会できます。
年に数回、学会誌が発行されるのですが、一年間でもっとも優れた論文に対し、会頭賞が授与されます。和文誌、英文誌それぞれ一名ずつが対象です。
その栄えある賞に、本学科の大石如香先生が表彰対象となりました。
そして、先週の合同教授会に先立ち、表彰式が執り行われました。
大石先生がご執筆された論文のタイトルは、
"A case of anomic aphasia with various paraphasic errors: Focusing on phonological anomia"
Yuka OISHI (2015)
です。タイトルを見てお分かりのように、全文英語で書かれています。英文誌に掲載されます。残念ながら今日現在はまだ学会誌は発行されていませんが、近日発行されて学内図書館にも所蔵される予定です。その際は、ぜひ皆さん、お読みいただけますと嬉しく思います。
さて、大石に先生に、どのような内容のご研究だったのか、タイトルの日本語化とともに、簡単にお聞きしてきました。
タイトル邦文版:「多彩な錯語を呈した失名辞失語の1例 ―音韻性失名辞を中心に―」
簡単な内容の紹介:
呼称(物を見て物の名前を答える課題)において多彩な誤りが見られた失語症の患者さんの呼称の誤りを詳細に検討した臨床研究です.この患者さんにみられた ことばの障害のメカニズムを検討しました.
いかがでしょうか?
難しいなと感じた方も少なくないかと思います。またきっと、興味深い!と思われた方もいらっしゃることでしょう。
失語症、高次脳機能障害をはじめ、脳の不思議を学んでみたいと思われた方は、ぜひ言語聴覚学科のオープンキャンパスにお出でください。
4月は16日(土)午後に開催されます。
お申込みは、こちらからどうぞ。