こんにちは、海馬です
おそらく、このブログを読んでいる方の多くは、まだ学生さんだと思います。
ですので、「子育てって難しいな」って感じることはないと思います。
海馬も、一応、人の子の親の一人として、難しいなと感じることがよくあります。
最近、当言語発達支援センターに来所される親御さんに、よく進めている本があります。
それは、「発達障害の子を伸ばす魔法の言葉かけ」(shizu著、講談社、2014)です。
4コマ漫画や可愛い挿絵が多用されていて、非常に分かりやすく説明されています。
本書で説明されているABA(Applied Behavior Analysis:応用行動分析)の手法を利用した「言葉かけ」は、とても強力な子育ての道具だと思います。
聖書でも創世記に「はじめにことばありき」とありますが、子どもにとって特に親の言葉がけは神様からのことばみたいなものです。すべてが親の責任とは言いませんが、実は躾のレベルである程度修正可能な問題行動や困った行動というのは少なくはありません(と、海馬は考えています)。
本書は「発達障害の子どもを」とタイトルにありますが、実は、発達障害の子どもに限らない、どの子どもにも共通して使える言葉かけだと思います。ユニバーサルデザインの言葉かけというわけです。
子育て中の方にはもちろんのこと、子どもとどう関わるか考える機会の多い方や、当言語聴覚学科の学生さんたちにも、ぜひ一度は読んでほしい本の一冊です。