こんにちは、乙女でございます
今日はベストティーチャーに選ばれた栗﨑由貴子先生に直撃インタビューしましたよ
インタビューはとても興味深いお話でしたので、ノンカットで2回に分けて掲載しますね
本日は第1回です。
先生がベストティーチャーを受賞された科目は何でしょうか?
―失語症の診断・評価学です。
先生の授業はどのようなスタイルなのでしょうか?
―講義資料は講義のキーワードが書いてある程度で、枚数は極力少なく、パワーポイントのスライド1枚を丁寧に説明していくスタイルです。いわゆる大学の講義らしい講義ですよ。私の研究内容を要所に盛り込んで話をしています。
―先生のご研究の内容といいますと?
例えば、「失語症」のもっとも古い歴史は古代エジプトのパピルスに記された記録で、この時代から、ずっと「失語症」は研究されています。
今日の授業の内容ではウェルニッケ・リヒトハイムの図式というものが出てきました。
(これは19世紀に提唱された脳の中のことばの伝搬を図式化したものです。a→mまで矢印がつながっています。)
一番上には「B」と書いてありますが、この「B」は概念中枢を表すものです。この「B」はドイツ語で、どんな経緯で概念中枢と呼ばれるに至ったかということまで教科書には書かれていません。
また、授業では「ブローカ失語」を習いますが、その「ブローカ失語」を提唱したBrocaという人物がどんなひととなりなのかということは教科書を読んでもわからないのです。
このような、歴史的内容や国家試験では出題されない内容について授業の中でふんだんに盛り込んで話をしています。
今回のお話はここまで。次回は授業を行う上で工夫している点をお聴きしました
栗﨑先生、ベストティーチャー賞おめでとうございました
7月18日(土)のオープンキャンパスでは栗﨑先生の模擬講義を聴講できますよ