
先日,チーム医療体験会が行われ,臨床実習が終了した4年生が協力してくれました.
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こんにちは.
言語聴覚学科4年の平澤優希です.
7月に行われた高校生向けのチーム医療体験会に参加したのでご報告します.
チーム医療体験会とは,保健・医療・福祉・スポーツの専門職を目指す高校生を対象としたイベントです.今もこれからも必要となっていく,チーム医療について学ぶことのできる活動です.多くの方にご参加いただきました!
1日の主な流れは以下の通りでした.
・オリエンテーション,症例紹介
・希望学科にて学科の紹介・体験(検査道具等の見学,教室見学)
・在学生と先生方と共に,症例について言語聴覚士としての目標やアプローチを考える.

・各グループへ分かれ,同じグループの人たちと自己紹介を行いながら,昼食を摂る.
(最初はみんな緊張していましたが,お話をしていくうちに,気軽な雰囲気へと変わっていきました.)
・各グループで,それぞれの学科で話し合った内容をもとに,症例に対して多職種からの視点で話し合い,それぞれの特性を活かしたアプローチを考え,まとめる.
(学生や担当教員は様子をみながら,アドバイスや疑問に対して回答する.)
・全体発表会
〇感想
このチーム医療体験会は,過去2回開催されていますが,私は今回が初めての参加となりました.そのため,高校生に対してアドバイスや疑問点の回答ができるのか,とても緊張していましたが,逆に高校生の疑問点から自分がわかっていない部分について気づくことができる部分がとても多く,自分自身もとても勉強になりました.
担当症例についても,言語聴覚士との関連があまりないと思っていたものであり,難しいものでしたが,授業ではなかなか感じることのできない,実際のチーム医療について学べる機会となりました.
今回の経験から,患者さんの背景を含めた全体的なアプローチを行うためには,一つの職種だけでは限界があり,患者さんにとっても最善な結果へとつながりにくいということを改めて学びました.この経験は,今後現場へ出た際にも,とても役に立つ体験であったと思います.
この体験会は高校生だけでなく,私たち学生にとっても,学びの多い会となりました.具体的な症例を用いることで,より各学科の視点や特徴が捉えやすいものとなっており,高校生は,自分が大学に入学した後のイメージのみならず,実際に現場に出た際のイメージが湧きやすいと思います.参加してくれた方の中には,まだなりたい職種について迷っている方もたくさんいらっしゃいました.そのような場合でもこの機会は,より多くの職種について触れ合える機会となっているので,おすすめです.
〇高校生へのメッセージ
初対面の方とグループ活動をするというところに壁を感じている方もいらっしゃるかもしれませんが,学生や教員による手助けがあるので,そこまで緊張しっぱなしという感じはないように思います.そのため,あまり構えず,少しでも医療系専門職やチーム医療について興味がある方はぜひ来てみてください!
感想にも書きましたが,進路を迷っている方にとっては自分のなりたい将来像や職種に出会う機会になるかもしれません.もちろん,当日に仲良くなった子とは,もしかしたら再び同じ学科や学内で出会うかもしれません.高校生の中には,学生や教員が「あっ」と驚くひらめきがたくさんありました.専門的なことを学ぶという高校生活や普段の生活にはない刺激的な体験を一緒に楽しみましょう!!
「病院の中の仕事」という普段あまり具体的に考えない部分に興味はありませんか?少しでも興味がある方は是非参加をお待ちしております!!

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平澤さん,ありがとうございました.
多くの学びがあったようですね.国家試験合格に向けて,勉強頑張りましょう!
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STは,言語聴覚士のことで、コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です。Speech-Language- Hearing Therapistsの略です。
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報より ST kouhouがお送りしました。