
2025年6月30日(月)、新潟市教育相談センターにて、令和7年度「通級指導教室担当教諭スキルアップ研修(言語)」が開催されました。本研修は、新潟市教育委員会特別支援教育課の主催によるもので、小学校の言語通級指導教室を担当されている先生方が、日頃の指導をより充実させるために学びを深める、大変重要な機会となっています。
今回の研修では、子どもの「読み書きの支援」をテーマに、大湊先生が講演を行いました。
<言語通級指導教室って何?>
皆さんが通っていた小学校には「ことばの教室」がありましたか?言語通級指導教室とは、地域の中でも比較的大きな学校に設置され、言語に関する困難を抱える子どもたちに対して、個別の学習支援を行う場です。
通級による指導は、子ども一人一人の特性に応じた支援を提供できる、貴重な教育の機会となっています。
<研修の内容は?>
研修では、「読みに困難さをもつ子ども」の事例をもとに、効果的な支援の在り方について、各学校の実践を共有しながら意見交換が行われました。また、読み書きに困難を抱える子どもたちへの具体的な支援方法や、教育と医療の連携の重要性についての講演を行いました。
通級指導を通して、読み書きに困難さをもつ子どもたちが自己肯定感を高め、自分のペースで社会に参加していけるよう支援していくことの大切さが、先生方の間で改めて共有されました。
<在学生・高校生へメッセージ>
発音や吃音だけでなく、読み書きの困難さも言語聴覚士の重要な支援領域です。言語聴覚士は、子どもたちが通う園や学校の先生方と協力し、子どもたちの成長を支える医療系専門職です。
本学科では、今後も地域の教育機関との連携を深め、言語療法の意義と可能性を広く伝えていく取り組みを続けてまいります。子どもの「ことば」や「学び」に関心のある皆さん、一緒に学んでいきましょう。
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大湊先生,ありがとうございました.言葉のリハビリだけでなく,様々な職種と協力することも言語聴覚士の重要な役割ですね.
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STは,言語聴覚士のことで、コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です。Speech-Language- Hearing Therapistsの略です。
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報より ST kouhouがお送りしました。