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2015.03.26

「たのむよ和代氏、もう一度しゃべって」

こんにちは、海馬です



皆さんの「宝物」って何ですか?

海馬にもいろいろありますが、その1つはこちらです。

A

「たのむよ和代氏、もう一度しゃべって」

藤子不二雄A,中央公論社,1997年


残念ながら、今は絶版となっており、amazonや古書店で中古品を求めるしかできません。

海馬が言語聴覚士の学生時代、東京都で開催された失語症友の会に藤子不二雄A氏が実際にいらして、その場で買った本にサインをしてくれました。海馬の本名が書いてあるので一応モザイクかけてます(苦笑)。

A2

海馬が小学生のときに、藤子不二雄(当時はまだA,Fと分かれていなかった)さんにファンレターを出したら、その年から数年間、毎年、年賀状をくださったのです!凄いことですよね。今思うとそこまでファンを大切にするなんて本当に頭が下がります。

ドラえもんはもちろん、オバケのQ太郎、忍者ハットリくん、パーマンなどなど、オールスターが集合した豪華なカラーイラスト入り年賀状です!さらに手書きの一言メッセージ入りです!

(アシスタントが書いたとは思えません。彼らの師匠でもある手塚治虫氏もファンを大切にする方だったそうですので、その影響は大きく受けていたのだと信じております)

閑話休題

この「たのむよ和代氏、もう一度しゃべって」は、失語症がテーマのエッセイです。

藤子不二雄A氏の奥さんを彼は「和代氏」と呼んでいて、その和代氏が突然脳出血で左半身マヒ、失語症になったときの看病日記です。もちろん、言語聴覚士による言語治療の様子も描かれています。とても興味深い1冊ですよ。


藤子不二雄A氏が生まれたのが3月、この本が出版されたのも3月、そしてこの本を紹介している今も3月と、何かと3月に縁があるのも不思議なことです。

どうしても手に入らない、ぜひ読んでみたいという方がいらっしゃいましたら、海馬の研究室に置いてありますので、何かの機会に気軽にお声がけくださいね

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