こんにちは、海馬です
今日は、大学の卒業式です。あの311の日でもありますね・・・。
式典は、午前中に朱鷺メッセで挙行されます。
大学院も含め卒業生が約800名。
教員や保護者、来賓も合わせると合計、約2100人もの大規模な卒業式です。
さて、卒業生の「誓いの言葉」を、今年はなんと言語聴覚学科の学生、本間さんが代表して述べることになっています
海馬のゼミ生でもある本間さんに、誓いの言葉の原稿を教えてもらいました。
とても感動的な文面なので、ぜひ、この機会にご紹介させてください。
(ご本人に承諾を得ています)
誓いの言葉
厳しい新潟の寒さが過ぎ、ようやく春の兆しが感じられるようになってまいりました。
本日は、私たち卒業生・修了生のためにこのような盛大な式典を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、お忙しい中ご臨席賜りましたご来賓の皆様方に、卒業生・修了生一同心より御礼申し上げます。
ここに集う仲間たちと出会った入学式から早四年という歳月が過ぎました。四年前の今日は東日本大震災の日であり、入学当初は震災の悲しみと将来への希望の入り混じった、非常に複雑な気持ちで入学式を迎えたことを今でも覚えています。
入学当初は具体的な将来像を描くことが困難でしたが、専門分野の講義や臨床実習など通し、今では自分の将来像が確実なものとなりました。
学生生活の中で特に印象に残っているのは臨床実習です。実習では、様々な患者様と出会い、自分の未熟さや無力感に思い悩み、患者様の人生に寄り添うことの難しさを痛感しました。しかし、それと同時にリハビリテーションにより変化する患者様の姿を拝見し、自分が目指す職業の持つ可能性を感じることができました。
また、臨床の現場では、患者様を中心に様々な職種の方が連携・協力して働いていました。大学での連携ゼミなどの活動を通し、「多職種間連携」について学び、広い視野で物事をとらえることの重要性を知ったことは、実習でチーム医療に携わる上で良い経験になりました。
本日、卒業するにあたり、新潟医療福祉大学で過ごした日々を誇りとし、保健・医療・福祉・スポーツのスペシャリストとして、責任を持ち活動していく覚悟です。私たちはようやく専門職としてのスタートラインに立とうとしています。これからも、日々学び続け、専門職としての知識・技術を高めていくだけでなく、自己研鑚に励み人間的にも成長し続けていきたいと思います。
最後になりますが、ここまで私たちを温かく励ましご指導くださいました先生方、職員の皆様、苦しい時も支えてくれた家族、友人に改めて御礼申し上げるとともに、皆様方の更なるご活躍、新潟医療福祉大学のより一層のご発展を祈念いたしまして、誓いの言葉と致します。
平成二十七年三月十一日
卒業生代表 医療技術学部 言語聴覚学科
本間 美香