こんにちは.言語聴覚学科4年の垣内です.
今回は,今年の2月17日に行われた国家試験について卒業生1名にインタビューをしてきました!
言語聴覚士は国家資格のため,毎年2月中旬ごろに行われる試験に合格しなければなりません.
そのため,4年生は2か月の実習を終えると国試のムード一色になります.
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Q.国試を受けて率直な感想をお願いします.
先輩:やりきった!というのが一番の感想です.本番は,体調を崩すことなくできて,手ごたえも感じたため安心感がありました.
Q.本格的に勉強したのはいつ頃ですか?
先輩:毎日9時間以上の勉強は今年の1月ごろです.でも,国試を意識し始めたのは
3年生の夏に行われた最初の模試です.3年生の時は,模試を受けてその周辺の知識を深めるということに専念していました.もっと早くから長時間勉強をしている人がほとんどだと思います.
垣内:1月から長時間の勉強をし始めたのですか!
先輩:うーん.私は,1年生のときからコツコツと勉強していたので,4年生になってからも焦ることなく国試対策ができたのだと思います.自分がどのくらい勉強しなきゃいけないのか理解し,その分必ず勉強するということが重要だと思います.
Q.勉強方法を教えてください.
先輩:模試の振り返りをしっかりすることやYouTubeで解説動画を見ていました.また,私は目で見て覚えるのが得意なため,PowerPointにオリジナルの図や表をまとめたり,参考書に不足している情報を付け加えたりしていました.友達に教えることも良い勉強になりました.
垣内:拝見しましたが,講義スライドみたいで分かりやすいですね!なるほど.先輩は目で見て覚えるのが得意でそれを活かせるように勉強していたのですね.他の人はどのように勉強していましたか?
先輩:ひたすら過去問を解いて覚えている人もいたし,『病気が見えるVol.7』という参考書を使って覚えている人もいました.本当に人それぞれですね.
垣内:自分なりの勉強法を見つけることが大切なのですね.
Q.本番近くの心境を教えてください.
先輩:3週間前が特に辛かったです.本番に向けて周りの雰囲気も変わるし,どこから来るかわからないプレッシャーを感じていました.2週間前は胃の調子が悪かったですね…
Q.当日の様子について教えてください.また,当日の持ち物についても教えてください.
先輩:普段から聞いている音楽を朝から聞いて自信をつけていました.もやもやして
いたけど,試験官に大きな声で挨拶したことで気が楽になりました.
前日にホテルから試験会場まで下見していたので,迷うことなく行くことができました.少しでも不安を消すためにしておいてよかったと思います.
持ち物は,『言語聴覚士テキスト』という参考書,訂正ノート(覚えられなかったところだけ),お守り,筆箱,受験票,胃薬,腕時計,のど飴,ティッシュ,昼食(食事が喉を通らないかもしれないので,ゼリーも持っていっていました)
Q.後輩に向けてアドバイスをおねがいします!
先輩:4年生になる前に,自分に合った勉強法を見つけることをお勧めします!好きと思える教科を見つけることも長く勉強を続けるコツです.
国試勉強が少しでもしやすくなるように,1年生のうちから勉強時間を作るようにした方がいいと思います.
垣内:インタビューに協力してくださりありがとうございました!
来年の国試に向けて気が引き締まる思いでした.自分なりの勉強法を確立することの大切さを身に染みて感じました.
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垣内さん,インタビューを受けてくださった卒業生,ありがとうございました.
国試の勉強は, 何人たりとも (効率の良い人でもコツコツ型でも),勉強の時間と質の確保が必要です.
受験勉強は辛いこともありますが,精神的に大きく成長するチャンスです.
やり方が分からない方は,同輩,先輩,先生方へ相談しましょう.
少しでも早く軌道に乗って,合格を掴めるよう応援しています.
STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報ST Kouhouよりお届けしました.