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2023.01.18

評価実習~学生の感想②

今回は,3年次の評価実習に行った学生の感想をインタビューしたので,お伝えします.

今回は②です.

学生の感想①はこちらです.

評価実習とは,学生が実際に病院や施設に派遣され,そこで勤務する実習指導者(言語聴覚士)の下で患者さんや利用者さんを評価させていただくものです.評価はリハビリ計画を立案し改善に導く上でとても重要な要素です.ただ習った検査を滞りなく出来るだけでなく,被検者の真の機能や状態を確実に掴むことが求められます.洞察力,機転,対応力など普段の座学ではなかなか学ぶのが難しい,多くのことを学びます.多くの場合,1ないし数ケースを担当させていただきます.

今回インタビューしたのは,県内の総合病院に実習に行った学生です.

施設紹介

学生:実習でお世話になったのは,五泉中央病院です. 五泉中央病院 は五泉市近隣地域の方々の日常の診療から健診までの幅広い医療をはじめ 、 救急指定病院としても地域医療の一端を担っている病院です.

実習はどうでしたか?

学生:面白かったなぁと思います.授業や教科書で習った様々な症状を実際にみることができました.また,地元の同級生が作業療法士の実習生としていたり,病院自体にも興味があったので有意義でした.

毎日の実習はどんなことをしましたか?

学生:50代の高次脳機能障害の患者さんを担当し,評価させていただきました.検査は,MMSEや長谷川式(認知機能検査),TMTやBIT(注意機能検査)をやりました.その他にも,訓練の見学もたくさんしました.ベッドサイドでの訓練が多かったです.訓練は,同じ患者さんの訓練でも先生毎にカラーが違うのも勉強になりました.

実習中嬉しかったことはありますか?

学生:同じ検査を複数回させていただくことが出来ました.患者さんの力を 上手く 発揮させられなかった検査がありましたが,指導を受けて反省と工夫をして臨んだ2度目は成功しました.自分の成長を感じられて嬉しかったです. 4年生の実習では,VFやVEも見たいです.

難しかったのはどんなことですか?

学生:担当症例が比較的若年で, 実習生の立場がら遠慮もあり,配慮やフリートークが難しかったです.自己開示することで,ラポート形成に繋がったかと思います.

充実した実習となったようですね.ありがとうございました.

STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です.Speech-Language- Hearing Therapistsの略です.

新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報ST Kouhouよりお届けしました.

#学生の活動