社会人大学生の大学生活の一片をご紹介。
今回は,前回の続きで社会人入学をした卒業生のインタビュー記事です。
前回の記事は,こちらから(言語聴覚士を目指したきっかけ,社会人学生の現実(苦労編))
社会人学生の現実
具体的なモチベーションがあるため,勉強はとても面白かったとお話されました。「知識を得られるチャンスは全てつかむ気持ちで臨んでいました。中でも印象に残っているのが,学習サポートセンターの講師の先生と,英語で書かれたSTの専門書を輪読したこと。英語で理解した内容が授業の予習になることもあり,有意義でした」。また今村先生の講義は衝撃的で「私の原点です」と仰っていました。今まで持ち合わせていなかった臨床的な思考を教わり「白紙のノートにマス目が出来たような感覚だった」そうです。すっかり言語聴覚分野の世界に魅了され,二刀流の道は絶ち,現在は言語聴覚士一筋でお仕事をされています。
これからの「夢」は?
「いまはST一本で精一杯です。ただ...,いつかこれまでの人生経験をもとに,病院に入院している患者さん同士やご家族をつなぐ,病院内限定のラジオ局をつくりたいんです。患者さんが気軽にラジオブースに来て話し,それを別の患者さんがベッドで聴いているような...言語聴覚士だからこそ聞ける患者さんの言葉もあると思うんです。非現実的で夢みたいな話ですけれど...」,と笑って話してくださいました。
本当に素敵な夢ですね。
STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です。Speech-Language- Hearing Therapistsの略です。
新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報ST Kouhouよりお届けしました。
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言語聴覚学科公式ブログURL:https://st.nuhw.ac.jp