こんにちは。STkouhouです。
各都道府県には言語聴覚士の職能団体があります。
職能団体とは,同じ専門資格を持つ者同士が集まって専門性を高め合うこと、専門職としての待遇を改善し利益を守ることを目的とする組織です。多くの場合,研究発表会や講演会を開催しています。
新潟県の言語聴覚士の職能団体は,新潟県言語聴覚士会と言います。
本学科の教員も会員になっており,田村俊暁助教は会の理事も務めています。
6/6(日)に,新潟県言語聴覚士会が主催する学術大会が開催されましたので,その時の様子を紹介します!
会は9:30~開始されました。コロナ感染予防のため,参加者は会場に来て参加する方法とオンラインで参加する方法のどちらかを選択できる,ハイブリット方式での開催でした。
最初は新人発表のセッションです。本学科の卒業生が発表しました。
次は患者さんの支援のセッションと回復過程のセッションの2つが続きました。こちらも本学科の卒業生が発表していました。
午後の一番目のプログラムは,特別講演です。江戸川病院の中川良尚先生による,失語症の患者さんに長期的に関わっていく際のアプローチ方法について講演がありました。
続けてシンポジウムです。シンポジウムとは1つのテーマに対して、複数の演者(シンポジスト)がさまざまな切り口から意見を述べるものです。
今回のテーマは,「失語症の診かた・訓練・支援ー初心に立ち返ってー」です。
本学科からは,大石如香准教授と内山信講師がシンポジストとして参加し,失語症の症候について講演しました。
シンポジウムでは,失語症のリハビリテーションや失語症者向け意思疎通支援者養成事業についての講演もありました。
このうち,失語症者向け意思疎通支援者養成事業とは,失語症の方を支援する一般の方を養成することを目的とした,厚生労働省の委託事業です。本学科の田村俊暁助教と伊藤さゆり助教は,新潟県の支援者養成講習の講師として事業に関わっています。
16:30に閉会となりました。閉会の前に,今大会で優れた発表を行った演者に対する表彰式がありました。
なんと4つの優秀発表賞に3名の卒業生が選ばれました👏
最後に,当学科の卒業生は運営でたくさん活躍していたことを付け加えておきます!
皆さん,お疲れ様でした!
言語聴覚士になると,このように同じ地域の言語聴覚士が集まって発表したり発表を聞いたりすることで,言語聴覚士のスキルを磨く機会があります。
全国規模の学会と比べると規模は小さいですが,発表内容の質は全国学会と変わりませんし,会場が小さく顔見知りの言語聴覚士が多い分,議論がしやすい雰囲気があります。
仕事についてからも研鑽の機会があるのが言語聴覚士の魅力です。ぜひ本学科に進学して言語聴覚士を目指しましょう!!
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