言語聴覚士の活躍する場所は病院だけ?
今回は病院の外で活躍する言語聴覚士のお話しです。
本学科の学生が目指す言語聴覚士という仕事は,一般的には病院で働くイメージが強いのではないかと思います。
たしかに多くの言語聴覚士は病院や老人介護施設などに勤務し,その施設に入院・入所中の患者さんや,施設に通ってこられている患者さんのリハビリテーションを行っています。
一方で,そのような施設の中ではなく,患者さんのお宅にお邪魔してリハビリを行う訪問リハビリテーションに従事する言語聴覚士もいます。
先日関西テレビの放送で言語聴覚士の活躍が紹介されました。放送に出演された言語聴覚士の高田耕平さんは,現在訪問リハビリの現場で活躍しています。高田さんはもともと病院で勤務されていたそうですが,入院中に十分な機能回復に至らない患者さんがいることを知り,病院と在宅の間をつなぐかけはしになりたいと,在宅支援の道に進まれたそうです。
病院は機能が回復するまで入院できるのではないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。実はケガや病気そのものの治療とは異なり,リハビリ目的の入院には日数制限があり,一定期間で患者さんは退院しなくてはなりません。退院までに機能が十分回復しなかった患者さんは,介護老人保健施設や訪問リハビリテーションで引き続きリハビリを行います。
訪問リハビリは,様々な理由で施設に通うのが難しい患者さんにとって必要なものですが,まだまだ訪問リハビリに従事する言語聴覚士の数は多くありません。
訪問リハビリテーションで活躍する言語聴覚士!
放送では,在宅支援における高田さんの活躍が紹介されています。たべることの障害である嚥下障害や,ことばの障害である失語症や発声発語障害,お子さんの発音の障害と,仕事は多岐に渡ります。これらの領域のリハビリは病院でも実施されていますが,高田さんの支援は,より患者さんの生活に密着したものとなっています。
この動画をご覧になると,言語聴覚士の活躍の場は病院だけでないと実感されると思います。ぜひ下記のリンクからご視聴ください!!
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