こんにちは。STkouhouです。
今回から3回にわたって,2年生の夏に行う見学実習,実習Ⅰについて紹介していきます。
本学科の実習Ⅰでは,小児と成人の両方の臨床を見学します。
今回は成人の見学内容について紹介します!
今年度の成人の見学実習は,本学の関連施設「新潟リハビリテーション病院」で実施しました。
新潟リハビリテーション病院は,リハビリを積極的に行う時期にある患者さんが入院されており,様々な訓練シーンを見学できる施設です。言語聴覚士も多数在籍しています。
2年生は7-8人のグループで施設を訪問し,施設内でさらに1-2人ずつに分かれ,それぞれ1人の言語聴覚士の臨床場面を見学しました。
ほとんどの学生にとって,生まれて初めて言語聴覚士の臨床を見学する機会です。病院自体ほとんど行ったことがない学生もいます。
言語聴覚士の着ているもの・持ちもの,訓練室,病室,他のリハビリスタッフ…注目することばかりです。学生たちは熱心にメモを取っていました。
見学終了後,言語聴覚療法室で全員が感想や質問を述べる機会がありました。言語聴覚士の先生方からはフィードバックをしていただきました。
学生たちの発言は素朴な驚きが多数を占めていましたが,下記のような点も注目できていました。
訓練前に血圧や体温などの数値をチェックしていること,車いすへの移動やベッド上の姿勢の調整も行っていること,患者さんと行う自由会話が訓練の導入として重要なこと,言語だけでなく全般的な認知機能へのアプローチも行うこと…
上記はこれまで情報として知っていたかもしれませんが,実際に見学すると「こういうことだったのか!」と納得でき,すっと頭に入っていきます。まさに百聞は一見にしかず,ですね。
本学科の卒業生の多くは成人領域の言語聴覚士として活躍しており,この新潟リハビリテーション病院でも多くの卒業生が活躍しています。
成人の臨床を見学した2年生は,いきいきとはたらく言語聴覚士の先生方に,将来自分が目指す言語聴覚士像を重ねたのかもしれません。
志を新たにして,引き続き頑張っていきましょう!!
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