こんにちは。STkouhouです。
本学では近隣の高校や中学校に出向いて授業を行う「出張講義・講演」を積極的に行っています。
先日本学科の吉岡豊准教授と伊藤さゆり助教が,新潟市中央区にある新潟市立高志中等教育学校さんで出張講義を行ってきました。高志中等教育学校さんは本学への進学実績があり,卒業生の方は本学の様々な学科に進学されています。
高志中等教育学校さんは学校の通常授業がない土曜日に,大学や企業,行政の人材を招いて講義や講演を実施し,在校生や保護者の方の多彩な学びを推進しています。今回の出張講義もその一環です。
吉岡先生は「言葉に関する訴えから症状を探る」のテーマで,先生が普段行っている小児の言語障害の臨床について紹介し,お子さんの症状を保護者のお話から探っていく過程について解説しました。
講義後の感想では,保護者のお話から症状を考えていく言語聴覚士の仕事は興味深い,とのご意見をいただきました。
伊藤先生は,「手話って日本語?~手話の魅力とその障害について~」のテーマで,手話の言語的な特性の解説や,手話を使う聾者で生じる“手話の失語症”の紹介を行いました。
講義後の感想では,手話は日本の文化や日本語と関連はあるものの、文法や語が聴者が使用している日本語とは異なることを知ることができた,とのご意見をいただきました。
講義には中学1年生から高校3年生まで幅広く参加していただきました。
生徒の皆さんはどの方も熱心に聴講されていました。質問もたくさん挙げていただきました!
日本における言語聴覚士の数はまだまだ足りていないのですが,他の医療職に比べると知名度低く,進路選択の候補として検討されにくいのが現状です。
今回の講演が,言語聴覚士や本学科へ関心に結び付き,将来的に言語聴覚士の数の充足につながることを期待しています!
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