大学内の実験実習棟4階にある実習室のひとつをご紹介します。
こちらでは小児を対象とした実習を行っています。
子供のお部屋、というとオモチャや絵が貼ってあるイメージがあると思いますが、それと比べるとちょっと殺風景に見えますね
ですが、実はこれが重要なのです
小さな子は特に集中することが難しいため、検査や訓練を行う際に余計な情報(オモチャ・絵)があると、そちらに意識が向いてしまいます。
だから、このような集中できる環境をつくることがとても大切なのです
そして、実習室の天井にくっついているこれはナニ????
正解はカメラなのです
検査を行うときなど、子供が緊張しないよう配慮が必要ですが、同じお部屋に20人もズラッとお兄さんお姉さん(学生)がいる状態でリラックスなんてできるでしょうか?
そんなこと、大人だって難しい。
だけど、検査の様子を見ないと学生にとって勉強にならないし。。。
…ということで、カメラの登場です
実はカメラって、結構子供が目ざとく見つけちゃうんで集中できなくなることがあるのです。
ですが、本学実習室に設置してあるものはドーム型になっており、カメラの方向変換やズームをしても子供に知られることがありません。
カメラで写した映像は隣の観察室でモニタリングすることができます。
もちろん指向性マイク(狙った場所の音を拾う)など複数を配置、しかも、観察室からはマジックミラーでも見れるので、カメラとミラーの二方向からの観察が可能です。
これなら、学生もみんなで検査や訓練の様子を見ることができますよね
実習室はオープンキャンパスで見ることができますので、是非遊びに来てください