こんにちは。
STkouhouです。
3/3、3/4の2日間開催された、
本学科の卒業研究発表会について紹介しています。
今回は佐藤ゼミの発表を紹介します!
佐藤克郎教授は、耳鼻咽喉科学、頭頸部腫瘍学、音声言語医学、
中耳感染症学をご専門とされています。
ゼミ生の発表も、耳鼻咽喉科の疾患に関するものとなっています。
佐藤ゼミの学生の演題
- 反回神経麻痺症例における気道狭窄および声門閉鎖不全に対する外科的治療の適応,コンセプト,手術手技の差
- 急性感音難聴をきたす内耳性2疾患の比較検討―突発性難聴と外リンパ瘻の疾患概念・原因と病態生理・症状・診断基準・治療に関する文献研究―
- "末梢性めまいの臨床統計で高頻度を呈する内耳関連2疾患の文献研究―メニエール病と良性発作性頭位めまい症の疾患概念,病態,症状,診断基準,治療,時代的変遷―"
- 胃食道逆流症の病態および他疾患・生活習慣・高齢化との関連
- "加齢性難聴と認知症の関係における臨床的検討
―加齢性難聴の特徴・発生機序・合併症と後遺症・社会への影響,および認知症との関係―"
難聴に関する用語が複数出てきています。
難聴には伝音難聴と感音難聴があります。
伝音難聴とは、耳の穴から比較的近い場所が担っている、
音を伝える機能に障害が生じたものです。
一方で感音性難聴は、耳の奥の場所が担っている、
より複雑な音の分析を行う機能に障害が生じたものです。
突発性難聴は、原因不明の突然生じる難聴であり、
感音難聴に含まれます。
また、加齢性難聴は老人性難聴とも呼ばれ、
年齢があがるとともに音の聞こえが低下する難聴です。
これも感音難聴に含まれます。
急性難聴も感音難聴も、聴覚障害の分野に携わる言語聴覚士が、
聴力検査をはじめとする評価や、
補聴器や人工内耳を導入する際の訓練を行います。
言語聴覚士は、難聴の原因となった疾患や、
難聴の種類によって異なる、聞こえ方の特徴に精通している必要があります。
次回は内山ゼミの発表を紹介します!
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