こんにちは。
STkouhouです。
3/3、3/4の2日間、開催された、
本学科の卒業研究発表会について紹介しています。
今回は大石ゼミの発表を紹介します!
大石如香准教授は、脳血管疾患による失語症および読み書き障害の研究、
脳血管疾患や変性性認知症における視覚認知障害および質感認知障害に関する研究をご専門とされ
ています。
ゼミ生の発表も、失語症や読み書き障害、視空間認知に関するものとなっています。
大石ゼミの学生の演題
- 若年健常者の顔認知能力について ~PI20と顔認知能力検査の比較を中心に~
- 失語症における反響言語について
- 失語症における再帰性発話について
- 伝導失語における音韻性錯語の経時的変化
- 日本語文字形態による認知言語処理の差異-脳損傷後の失読・失書における文字種別の言語処理障害について-
- 脳損傷後における失音楽症について -失音楽症と失語症の関連を中心に-
PI20とは、先天性相貌失認のスクリーニングに用いられる質問紙です。
先天性相貌失認とは、脳の器質的な障害を認めないにもかわらず、
顔の認識能力が著しく低い状態を指します。
この失認がある方は、家族や友人など親しい間柄の相手でも、その顔を覚えられず、
生活に支障が出る場合があります。
また、失音楽とは、後天的な脳の障害により様々な音楽能力が障害された状態を指し、
歌唱や楽器の演奏などが困難になることが報告されています。
このうち失音楽は、稀な症候とされていますが、
失語症と共に生じる場合があるため、
言語聴覚士は失音楽を正しく理解し、評価できることが望まれます。
次回は今村ゼミの発表を紹介します!
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