こんにちは。
STkouhouです。
本学では、国際的な視野を持った医療福祉従事者を養成することを目指しており、
学部生時代に海外研修に行くことを推奨しております。
学生が留学する際に必要となる費用を支援する制度もあります。
また、言語聴覚学科では毎年、希望者を対象に海外研修を開催し、
海外の言語聴覚療法に触れる機会を設けてきました。
アメリカへの海外研修の1シーン。
アメリカの言語聴覚士から、嚥下障害の治療についてレクチャーを受けました。
しかし今年度はコロナ禍の影響で、
全学の海外研修が中止となってしまいました。
海外研修の代替案として、今年度はオンラインでの交流イベントを複数開催しています。
今回はその一つ、12/12に開催されたグローバルキャリア支援Meetingについてご紹介します!
このイベントは、海外でキャリア形成をした医療福祉関係者から、
経験談をお話いただく企画です。
今回のスピーカーは、
言語聴覚士の兼岡麻子先生(東京大学附属病院)です。
先生はボストン大学の大学院にて、嚥下障害の研究で博士号を取得し、
現在も大学病院の臨床に従事しながら、
国際学会で発表し、国際セミナーの講師としても活躍されています。
オンラインでの交流の1シーン。
学生が日米の言語聴覚士の仕事の違いについて質問しました。
先生からは、留学時の生活や、留学で身に着けたことを活かした臨床や研究ついて、
大変興味深いエピソードを交えてご紹介くださいました。
発表はスライドも口頭も、比較的平易な英語で行われ、
英語を得意としない学生も理解できるように配慮してくださいました。
学生は先生に直接質問することで、積極的に参加することができていました。
海外の大学や大学院に進学した場合、
大学院修了後は現地の医療施設で勤務する人もいます。
しかし言語聴覚士は言語を対象とした仕事内容のため、
他の職種に比べると海外で活躍しにくい傾向にあります。
母国語でない言語に対して言語療法を行うのが難しいのは、想像に難くないと思います。
今回の兼岡先生のお話から、海外で形成したキャリアを生かす方法は、
海外で言語聴覚士として働くことだけではないこと、
国内を拠点としながら、キャリアで培った知識や人脈、
そして英語力を活かして国内外で活躍する道もあることを学びました。
海外研修が難しい状況はまだ続きそうですが、
今後も学生の海外への関心を高めるイベントを企画していきます。
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