昨日、3週間の実習を終えた3年生が事後セミナーで症例報告を行いました。
言語聴覚士として働く場合、医師や看護師、リハビリスタッフなど他の医療従事者と連携をとるため施設内でカンファレンス(conference:会議)を行います。
このとき、対象となる患者さんがコミュニケーションにどのような問題を持っているのか、他のスタッフに簡潔にわかりやすく伝えなければいけません。
この「事後セミナー」では、実習施設で患者さんを言語聴覚士の立場から評価し、どのような状態であるのかをまとめた報告書を学生や教員の前で発表します。
実際の職場と同様に質問を受ける場面もあり、学生たちは一所懸命に考えながら応えていました。
実習を終えて大学にもどってきた学生は、言語聴覚士がいかに多くの知識やスキルが必要であるかを痛感すると同時に、一人の人生に関わるというやりがいある仕事であることを学んだようです。