こんにちは。STkouhouです。
言語聴覚士は、就職したあとも日々、
自分の臨床技術を磨く必要があります。
臨床技術を磨く手段の一つが、学会に参加することです。
学会と聞くと、大学や研究所にいる研究を専門とする人が参加するところ、
というイメージがあるかもしれません。
しかし言語聴覚士が参加する学会の多くは、
医療機関や施設に勤務している言語聴覚士が演者となり、
日々の臨床を通して検証し、明らかになったことを発表しています。
言語聴覚士が最も多く集まる学会は、
日本言語聴覚学会です。
本学科の渡辺時生講師は、今回の学会のプログラム委員を務めました。
学会は毎年場所を変えて開催されますが、
今回の日本言語聴覚学会は、茨城県つくば市で開催される予定でした。
しかし今年はコロナ禍の影響で、つくばの会場に一堂に会して開催するのは難しくなってしまいました。
そこで今回の学会は、誌上開催という形になりました。
誌上開催とは、抄録集や学会誌などに発表内容を掲載することで、
学会発表の代わりとする、というものです。
今回の学会発表は後日、学会誌「言語聴覚研究」に、
抄録を掲載することで発表の代わりとする措置がとられました。
学会のプログラム・抄録集です。
抄録とは、発表内容を短くまとめたものです。
発表演題は300近くあったそうですが、この抄録集は随分薄いですね!
実は抄録のほとんどは、学会のホームページの入力画面に、
冊子の中に記載されているパスワードを入力すると、
全ての抄録が閲覧できるシステムとなっていました。
学会は発表を行ったり聞いたりするだけでなく、
同じ分野の研究をしている言語聴覚士同士が気軽に意見交換をしたり、
同じ出身校同士の言語聴覚士が旧交を温めたりする場でもあります。
教員にとっては、卒業生が活躍している様子を見ることができる、うれしい機会でもあります。
早くコロナ禍がおさまって、いつも通りの学会が開催される日が来ると良いですね!
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