こんにちは。STkouhouです。
言語聴覚士が臨床でもっとも多く出会う言語障害は、
失語症です。日本には現在50万人の失語症の方がいらっしゃいます。
失語症は、脳卒中や頭部外傷などの脳損傷による後遺症の一つで、
聞く、話す、読む、書くことが困難になる障害です。
失語症の方は他者とコミュニケーションを取ることが困難になります。
しかしコミュニケーション障害は、手足の麻痺と違ってぱっと見ただけではわかりにくく、
障害を理解してもらいにくいという問題をかかえています。
また、失語症は長期にわたってリハビリテーションを続けていく必要がありますが、
病院では長期のリハビリテーションを受けることは困難になってきており、
一方で介護保険施設では言語聴覚士の数が十分ではないという問題があります。
このような現状を、少しでも多くの方にご理解いただくため、
今年から毎年4月25日を、『失語症の日』とし、
失語症の啓蒙活動の機会とすることになりました。
ちなみになぜ、4月25日なのか?
4=し、2=つ、5=ご、という語呂合わせになっているのですね
記念日制定には、多くの失語症の患者さんや、患者さんを取り巻く方々、
もちろん多くの言語聴覚士も関わりました。
本来ですと、せっかくの第1回目の啓蒙活動ですので、
華々しくイベントを行いたいところですが、
コロナ禍のさなか、残念ですが今回はオンライン上のみのイベント開催となりました。
4/25(土)、13:00-14:50までの間、オンライン上にて、
患者さん、ご家族、言語聴覚士、など様々な立場から、
失語症に関するお話をお送りします。
このイベントは、多くの言語聴覚士が所属する日本言語聴覚士協会も後援しています。
コロナ対策で『STAY HOME』の折、
4/25の土曜日は、お家で失語症について学んでみませんか。
特に本学科への進学を検討されている方には、ぜひおすすめです!
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