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2020.02.14

学生が失語症友の会に参加しています

こんにちは。STkouhouです。

 

脳の損傷により、言葉を理解したり話したりすることが困難になる失語症は、

主として言語聴覚士がリハビリテーションを行う言語障害です。

 

失語症を持つ方やご家族の中には、同じ障害を持つ方同士で集まって、

失語症友の会という活動を行っている方がいらっしゃいます。

友の会では、同じ障害を持つ同士が集まるので、気兼ねなくお話したり、情報を共有したりする場となっています。

このような友の会は全国各地にあり、会の運営に言語聴覚士が関わることがあります。

 

本学がある新潟市北区の隣に位置する新潟市東区にも、

失語症友の会(つくしの会)があります。

毎月第2土曜日の13:30~2時間ほどの時間で、定期的な会を開催しています。

 

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本学科の学生も、東区の失語症友の会に参加しています。

今回はその様子をちょっとご紹介します。

 

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今回の会では、5人の失語症の方々が参加しました。

ご家族の方やボランティアの方、社会福祉士の方が失語症の方をサポートします。

本学からは伊藤さゆり助教と1年生2人がボランティアとして参加しました。

伊藤先生の紹介はこちら

 

最初は簡単に近況報告をします。

その後は言語訓練。順番にさいころを振ります。

このさいころはちょっと変わっていて、各面には「家電」「建物」「楽器」といった言葉が書かれています。

失語症の参加者の方は、自分がさいころをふって出てきた面に書いてある言葉を見て、

その言葉に含まれるものを一つ、言っていきます。

たとえば「家電」の面が出たら、「洗濯機」と答える、といった具合です。

 

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失語症の患者さんは、このように自分で言葉を思い浮かべて口に出して言うことが、

難しい場合があります。

司会の社会福祉士の方が言いたい言葉の最初の一音をヒントとして出すと、正しく言うことができる方がいました。

口で話すのが難しいので、代わりに筆談で答える方もいました。

時に思いがけない言葉が出てきたりして、笑いが起こります。

全体的にわきあいあいとした雰囲気です

 

約1時間ほど続けたら、お茶を入れて皆で一息つきました。

この時本学科の学生も、ホワイトボードに名前を書いて、
学校のことや出身地について自己紹介を行わせていただきました。

 

1年生の時点では、まだ失語症については詳しく学んでいません。 

今回参加してはじめて失語症の方とお会いし、どのようにサポートすべきか悩むこともあったようですが、
失語症の方とはどのような方なのか、少しイメージをつかむことができたようです。

実際に失語症を持つ方とお会いし、お話ができるこの機会は、
今後の失語症の学習にきっと役立つのではないでしょうか。

 

学生の実践的な学びを応援する、本学科への進学をぜひご検討ください!!

 

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#疾病や障害のお話