こんにちは。STkouhouです。
10月のオープンキャンパスが10月7日にありました。
10月のオープンキャンパスは大学祭のと同時開催でした。
大学祭を楽しむ合間にいらした方もいらっしゃったでしょうか?
当日は台風接近のおそれがあり、前日まで開催が危ぶまれていましたが、幸いにも台風は日本海上を進み、無事、開催することができました!
そうした状況であったにもかかわらず、昨年度を上回る数の皆さまにお越しいただきました!!
誠にありがとうございました!!
今回は学科説明の後、小児の臨床のデモを見学していただきました。
小児の患者さんは見学者がいると集中しにくいので、マジックミラーやモニターを通して見学することがあるのですね。
また、とろみ剤を使って、いろいろな飲み物にとろみをつける体験をしていただく企画もありました。
とろみ剤とは、特殊な成分(「増粘多糖類」と言います)でできた粉です。主に飲み物にとろみをつけるものです。
なぜ、飲み物にとろみをつける必要があるのでしょうか。
まず、脳卒中などが原因でのみこみの機能が低下すると、のみこみの反射がゆっくりになります。
一方で、飲み物はその形状から、すぐにのどに入っていきやすい食品です。
のみこみの反射が遅くなると、飲み物がのどに落ちてくる前にのみこみの反射を起こすことができず、その結果、気管に飲み物が入りやすくなってしまいます。
そして、気管に飲み物が誤って入ると、細菌が繁殖して肺炎になるリスクが高まるのです。
肺炎は高齢者の死因の上位に位置する怖い病気です。
そこで飲み物にとろみ剤を加えると、口の中でまとまりやすくなり、のどにもゆっくりと入っていくので、気管に飲み物が入りにくくなるというわけです。
とろみ剤はいろいろな飲み物にとろみがつけやすいようにできていますが、牛乳やみそ汁などつきにくい食品もあります。
食品によるとろみの付き具合の違いを体験していただけたでしょうか?
そのほか、学生相談コーナー、聴力検査、認知機能のゲーム課題なども体験でき、盛りだくさんの内容でした。
次回のオープンキャンパスは11月11日(日)になります!!
言語聴覚士の仕事や大学生活に触れられる、より楽しい企画をご用意してお待ちしております。
皆さまぜひご参加ください!!!