こんにちは。STkouhouです。
今日はちょっと趣向を変えて、大学院生の方からブログに投稿いただいた記事をご紹介します。
皆さんは吃音という言葉をご存知ですか?
吃音とは、言葉を発する際にスムーズに言葉が出ず同じ音を繰り返し出してしまったり、不自然に間があいた話し方になってしまったりする障害です。
クラタリングとは、話し方が早口で発話が不明瞭になり相手に言いたいことが通じにくくなる障害です。
どちらも言語障害に含まれ、言語聴覚士の治療対象となる障害です。
本学科の渡辺先生は、吃音が専門です。
今回当大学大学院修士課程(言語聴覚分野)に在籍中の平野春樹さんから、吃音やクラタリングの国際学会の参加レポートを寄せていただきました。
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こんにちは
大学院生の平野です。
7月13日(金)から16日(月)にかけて、国際クラタリング学会(ICA)、国際流暢性学会(IFA)、国際吃音者連盟(ISA)、日本吃音・流暢性障害学会、NPO法人全国言友会連絡協議会の共催による「吃音 ・ クラタリング世界合同会議 in Japan 2018」が広島市で開催されました。
豪雨災害の影響で高速道路の通行止めや鉄道の運行停止などがあり、会の開催が危ぶまれましたが、無事に開催が行われ一安心でした。
世界中から、吃音やクラタリングの研究者や当事者が集まり、最新の研究動向や世界での吃音・クラタリング状況の報告がありました。
また活発な討論も行われ、世界的な集まりであることを肌で体感することができました。
休憩中や夜の食事会では、世界中の方たちと友好を深めることもでき、大変有意義な会となりました。
皆さんも、日本で開催される国際的な会がありましたら、是非とも参加することをお勧めします。以上、参加報告でした。
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言語聴覚士の中には、日本の大会だけでなく、このような国際的な会で研究成果を発表する人もいます。
海外というと渡航費や宿泊費などハードルが高く感じますが、国際的な会は、海外だけでなく今回のように日本で開かれることもありますよ!
平野さん、投稿をお寄せいただきありがとうございました。