こんにちは。
STkouhouです。
今回の内容は、授業の紹介です。
言語聴覚士が関わる障害の中には、神経系の病気が原因のものがあります。
そのため学生は、言語障害について学習するとともに、障害に関係する神経のはたらきについても学びます。
本学科では“神経科学”という名の科目で、神経のはたらきを学びます。
担当しているのは言語聴覚学科教授の今村徹先生です。
今村先生は神経内科の医師です。
神経科学は座学だけでなく、時々演習で実践的な学習をする機会があります。
また、演習の翌日に講義を受けることで、学習内容をより深く理解することにつながります。
絨毯敷きになった広い多目的室に、みんなで演習用のベッドを並べます。
こうして大量のベッドが並ぶと圧巻ですね!
今日は、筋伸張反射の演習をご紹介します。
筋伸張反射とは、骨格を動かず筋肉が受動的に引き伸ばされると、その筋が自動的に収縮する反射です。
有名なのは、膝蓋反射ですね。
あの膝下をポンとたたくと足が動く反射を見たことにある方はいらっしゃると思います。
先生の見本をみたあと、二人一組になって反射を体験します。
少しコツが必要ですが、反射を引き出すのに成功するとちょっとうれしいですね。
言語聴覚士も反射障害を評価できなくてはいけない!
とは今村先生の弁です。
症状だけでなく、その背景にある神経障害も評価ができる、優れた言語聴覚士を目指してほしいですね。