こんにちは。
STkouhouです。
次回に引き続き渡辺時生先生の学会参加レポートです。
今回は渡辺先生のコメンテーターでの発言などについての内容です。
コメントした研究内容は前回記事をご参照ください。
私は3つの観点からコメント・質問しました。
1つめは、両研究について外国の先行研究例と比較して、どのような点で類似した結果が出て、どのような点で異なる新たな知見が示される手応えを感じておられるかについてです。
2つめは、本研究結果から得られるであろう様々な知見のなかから、特に重要だとお考えの中心的要素についてです。
3つめは、今後作成が予定されるガイドラインに関連して、今回ご紹介された研究以外で、更に補完されるべき研究視点、メルクマール、つまり指標が想定されるのか、あるとしたらどのような指標、要素が今後重要となると思われるかについて、もしも何かお考えがおありでしたらお話をお聞きしたいと思いました。
65分間という時間でしたが、白熱した議論が行われ、あっという間に終わりました。写真は、シンポジウム開催前の朝一の閑散とした時間帯のものでしたが、開始時刻になると会場が満席になるほど多くの方が参加されていました。
学会では、最新の知見が発表され、臨床家・研究者には必要不可欠なものです。大学の4年間に教科書で学ぶ知識や技術は実際に臨床で必要とされるすべてではありませんし、すぐに古くなってしまいます。そのため、定期的に学会や研修会等に参加し、自身の知識や技術をブラッシュアップしていかなければなりません。
学会は、堅苦しいことばかりではなく、開催される地域の文化や自然に触れることのできる楽しいおまけもついてきます。
学生のうちからも気軽に参加できます。
1年中、有意義な学会がたくさん開催されていますので、ぜひ多くの方に学会に参加していただきたいと思います。
こうした研究や学術大会などの積み重ねで言語聴覚士の仕事は成り立っており、
対象者へ質の高い言語聴覚療法を提供していけるのですね。
渡辺先生大変ありがとうございました。
今回はこの辺で失礼いたします。